[アムステルダム 12日 ロイター] - 韓国の尹錫悦大統領は12日、訪問先のオランダで半導体製造装置大手ASMLの本社を訪れた。2日間の訪問では半導体分野の協力が焦点となる。
1961年の国交樹立以降、韓国大統領がオランダを国賓として訪れるのは初めて。ルッテ首相との会談も予定されている。
韓国大統領府の金泰孝国家安保室第1次長によると、尹氏とルッテ氏は「半導体同盟」に関する共同声明を発表する予定。
この同盟に基づき両国は半導体のサプライチェーン(供給網)で問題が発生した際、共に対応することになると金氏は説明した。
尹氏はサムスン電子とSKハイニックス の代表団と共にオランダを訪問している。両社はASMLの主要顧客で、韓国はASMLにとって台湾に次ぐ第2位の市場。
ASML本社でサムスン電子とASMLは、韓国国内の研究施設に約1兆ウォン(約7億6200万ドル)を共同出資する覚書を結んだ。