「ザラ」のインディテックス、利益率予想引き上げ 冬の販売好調

Reuters

発行済 2023年12月14日 14:19

Corina Pons

[マドリード 13日 ロイター] - カジュアルブランド「ザラ」を展開するスペインのアパレル大手インディテックスは13日、2024年1月期決算の売上高総利益率(粗利益率)予想を前期比75ベーシスポイント(bp)増に上方修正し、株価は過去最高値を更新した。

粗利益率予想の上振れは、感謝祭のホリデーシーズンを含めた今月11日までの6週間の売り上げが好調で、前年同期比14%増だったことが要因。

23年2―10月期の売上高は前年同期比11%増だった。店舗とオンライン双方で伸びたものの、売上高全体の増加ペースとしては前年同期の19%増から鈍化した。

純利益はアナリストらの市場予想と同水準となる32.5%増の41億ユーロ(44億2000万ドル)だった。

同社は店舗数の削減や、大型で顧客訴求力のある店舗向けの設備投資に取り組んでいるほか、オンラインの受注商品を競合他社よりも早く届けるために物流を改善している。こうしたことが粗利益率予想の上方修正につながった。