[19日 ロイター] - 米コンサルティング大手アクセンチュアは19日、2024年度第2・四半期(23年12月―24年2月)の利益を154億―160億ドルとする見通しを示し、LSEGが集計したアナリスト予想の162億9000万ドルを下回る水準を見込んだ。マクロ経済面の不確実性がくすぶり続ける中、顧客企業が支出に慎重な姿勢を取ると予想した。
第1・四半期(23年9―11月)の売上高実績は前年同月比3%増の162億2000万ドルだった。
アクセンチュアは、特にテクノロジーとメディアの企業を中心に予算関連の決定が遅くなっていると指摘。通信・メディア・テクノロジー企業からの売上高は10%減少した。また最大市場である北米での売上高は1%減の75億6000万ドルとなった。
同社のジュリー・スウィート最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で「(顧客企業の)裁量支出が減少し続けており、それがコンサルティング事業に影響を及ぼしている」と指摘。「環境を見回しても、経済面の明るい兆しは多くはない」と述べた。