中国ゲーム会社が自社株買い、規制案巡る市場の動揺に対応

Reuters

発行済 2023年12月26日 15:51

更新済 2023年12月26日 17:27

Li Gu Casey Hall

[上海 26日 ロイター] - 中国の中小のゲーム会社が相次ぎ自社株買いを発表している。中国当局が打ち出したオンラインゲーム規制強化案について市場で動揺が広がったため、投資家を安心させる狙いがあるとみられる。

中国の国家新聞出版署は22日公表の規制案で、毎日のログインや初めての課金、連続での課金などへのリワード提供といったオンラインゲームで一般的な慣行を禁じるとした。

これを受けてゲーム関連株は急落。当局は23日、意見公募に基づき規制案を改正する考えを表明し、市場の鎮静化をはかったが、25日もゲーム関連株は売られていた。

86リサーチのアナリスト、チャーリー・チャイ氏は、当局の態度軟化は注目に値するとし「22日の資本市場の『ミニ反乱』の規模は当局の虚をつくものだったことは明らかだ」と述べた。