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海運大手マースク、スエズ運河経由の船舶数十隻を運航へ

発行済 2023-12-28 01:53
更新済 2023-12-28 01:54
© Reuters. デンマークの海運大手APモラー・マースクは27日、今後数日から数週間の間に、スエズ運河と紅海を経由してコンテナ船を数十隻運航することを計画していると明らかにした。2022
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Terje Solsvik

[オスロ 27日 ロイター] - デンマークの海運大手APモラー・マースクは27日、今後数日から数週間の間に、スエズ運河と紅海を経由してコンテナ船を数十隻運航することを計画していると明らかにした。

イエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船攻撃を背景にマースクやドイツのハパックロイドなど世界海運大手は今月、紅海経由の航路の利用を停止していた。この航路での運航再開の動きが一段と広がった。

南アフリカの喜望峰を経由する航路に比べて運航距離が短いスエズ運河経由に戻った場合、貨物運搬の運賃が下がる可能性がある。マースクの株価は27日の1330GMTまでに一時5%下落し、他の海運株も下げた。

マースクは24日、米国主導の多国籍部隊による商船保護を踏まえ、紅海経由の運航再開に向けて準備していると発表していた。ただ、詳細はほとんど明らかにしていなかった。

マースクは27日、数日のうちに具体的な危機管理計画を策定する可能性があり、計画を変更する可能性もあると表明した。

フランスの海運会社「CMA CGM」は26日、スエズ運河を経由する船舶の運航を増やすと発表していた。  

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