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米社債市場、活況スタート 初日に投資適格級290億ドル発行

発行済 2024-01-03 13:26
更新済 2024-01-03 14:18
© Reuters. 1月2日、米社債市場では投資適格企業16社が総額290億ドル以上を調達、2024年は上々の滑り出しとなった。写真はドル紙幣。ソウルで2011年2月撮影(2023年 ロイタ

Shankar Ramakrishnan Davide Barbuscia

[2日 ロイター] - 米社債市場では2日、投資適格企業16社が総額290億ドル以上を調達、2024年は上々の滑り出しとなった。

16社は、トヨタ・モーター・クレジット、フォード・モーター・クレジットなどの国内企業やUBS、BNPパリバ、ロイズ・バンキング・グループなどの欧州銀行。

これらの企業は今年と来年に大量の償還を予定しており、米国債利回りが低く、プレミアム(上乗せ金利)がタイトな環境で大半を借り換えようとしていた。シティのリサーチノートによると、24年の償還到来は約7800億ドル、25年は1兆ドルという。

インフォーマ・グローバル・マーケッツによると、債券シンジケート・デスクが見込む第1週の投資適格債発行水準は平均630億ドル近く。過去5年の同期の平均500億ドルを上回る。昨年は37社が580億ドル調達した。

BMOキャピタル・マーケッツのクレジット・ストラテジスト、ダン・クライター氏はメモで「1月の季節的好パフォーマンスは、今年利回りが低下するとの観測でさらに強まり、年序盤に需要が急増する可能性が高い」と述べた。

シティによると24年の総発行額は1兆3000億ドルで23年の1兆2000億ドルを上回る見込み。ただ償還や買い戻しなどを差し引いたネットでは4750億ドルとなり23年の約5000億ドルを下回るという。

*写真キャプションを修正して再送します。

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