ロングオンリーファンド、12月に中国株38億ドル売り越し=モルガンS

Reuters

発行済 2024年01月04日 08:46

Summer Zhen

[香港 3日 ロイター] - 米モルガン・スタンレーのアナリストチームが2日付で顧客向けに発行したリポートによると、世界中のロングオンリー(買い持ち専門)ファンドは2023年12月の中国・香港株売越額が38億ドルに達した。月間では23年最大で、過去全体でも3番目の大きさだった。

ギルバート・ウォン氏が率いるアナリストチームは「投資家からの解約請求と、中国株のアンダーウエートを高める方向での運用担当者の持ち高調整が、これほどの規模の資金流出をもたらした」と分析した。

売り越された38億ドルのうち20億ドルが解約請求、残りが運用担当者の持ち高調整に起因するという。