中国不動産市場、23年は国有企業が販売・土地取得で上位独占

Reuters

発行済 2024年01月04日 10:36

[香港 2日 ロイター] - 中国の民間不動産調査大手、中国指数研究院(チャイナ・インデックス・アカデミー)によると、中国不動産部門は2023年も引き続き統合が進み、国有企業が住宅販売・土地取得市場をほぼ独占した。

債務危機に陥る民間企業が増える中、23年の住宅販売トップ6社は全て国有か国営のデベロッパーとなった。保利発展、万科企業、中国海外発展が上位を占めた。

22年に首位だった中国最大の民間デベロッパー、碧桂園(カントリー・ガーデン)は7位に転落。売上高が53%落ち込んだ。同社は昨年10月に110億ドルのドル建て債でデフォルト(債務不履行)となった。