印アダニ不正会計疑惑、最高裁が徹底調査不要の判決

Reuters

発行済 2024年01月04日 12:56

Arpan Chaturvedi Jayshree P Upadhyay

[ニューデリー 3日 ロイター] - インドの新興財閥アダニ・グループの不正会計疑惑を巡り、インド証券取引委員会(SEBI)による現行以上の徹底的な調査の必要性が争われた訴訟で、最高裁判所は3日、調査は不要との判決を下した。

米投資会社ヒンデンブルグ・リサーチは2023年1月、アダニがタックスヘイブン(租税回避地)の不正利用や株価操作を行っているとする調査報告書を公表。アダニは疑惑を否定したが株価が急落して1500億ドル相当の時価総額が吹き飛んだ。SEBIはアダニの調査を進めているが、直接被害を受けていない第三者がSEBI以上の調査を求める公益訴訟を起こしていた。