日経平均は大幅続伸、半導体株上昇し33年ぶりに高値を更新

Fisco

発行済 2024年01月09日 12:14

*12:14JST 日経平均は大幅続伸、半導体株上昇し33年ぶりに高値を更新  日経平均は大幅続伸。
先週末比481.21円高(+1.44%)の33858.63円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えている。


 8日の米国株式市場は続伸。
ダウ平均は216.90ドル高(+0.58%)の37683.01ドル、ナスダックは319.70ポイント高(+2.20%)の14843.77、S&P500は66.30ポイント高(+1.41%)の4763.54ポイントで取引を終了した。
航空機メーカーのボーイングの下落が重しとなり、寄り付き後はまちまち。
ただ、携帯端末アップルや半導体エヌビディアの上昇に加えて、長期金利の低下で、ナスダックは終日堅調に推移し相場全体を支えた。
終盤にかけて、ハイテクが上げ幅を一段と拡大。
さらにボーイングの下げ幅縮小に連れてダウも大きく上昇に転じ終了した。


 米国株の上昇を受けて、連休明けの東京市場は買い優勢で取引を開始した。
寄り付き直後から日経平均は強く、上げ幅をじりじりと拡大。
値がさの半導体関連株が大幅高となったことから、33990.28円まで上昇し、昨年の取引時間中の高値33853.46円(11月20日)を突破。
33年ぶりの高値を付ける場面も見られた。


 日経平均採用銘柄では、ナスダックやフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)
の上昇を受けて、アドバンテスト (TYO:6857)、オムロン (TYO:6645)、スクリーンHD (TYO:7735)、東エレク (TYO:8035)など半導体関連の上げが目立ったほか、任天堂 (TYO:7974)、ネクソン (TYO:3659)などゲーム関連も上昇。
また、ディー・エヌ・エー (TYO:2432)は持分法適用関連会社のGOが株式上場に向け準備を開始と発表したことから大幅高となった。


 一方、12月の既存店売上高が前年同月比15.4%減と2カ月ぶりのマイナスに転じたことから、ファーストリテ (TYO:9983)がさえなかったほか、足元上昇が目立っていた川崎汽船 (TYO:9107)、日本郵船 (TYO:9101)、商船三井 (TYO:9104)はそろって売り優勢となった。


 セクターでは、その他製品、精密機器、電気機器、機械、小売業などが上昇した一方、海運業、鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品、銀行業などが下落した。


 後場の日経平均は、為替の円高ドル安進行が重しとなりそうだ。
為替市場では、1ドルが143円台半ばと先週末の大引け時点との比較では1円強円高ドル安となっている。
軟調推移のトヨタ自 (TYO:7203)やホンダ (TYO:7267)など輸出関連銘柄が下げ幅を広げると、日経平均の上値は重くなろう。
欧州投資家が取引を開始してくるとみられる14時頃の為替動向には注目したい。

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存