MSとオープンAIの提携、EUの合併調査に直面も=競争当局

Reuters

発行済 2024年01月10日 07:56

Foo Yun Chee

[ブリュッセル 9日 ロイター] - 欧州連合(EU)競争当局は9日、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米新興企業オープンAIへのマイクロソフト(MS)の投資について、EUの合併規則の対象になる可能性があるという認識を示した。

マイクロソフトは昨年、オープンAIへの100億ドル超の投資を表明。オープンAI取締役会で議決権のないポストを有する。

EUの執行機関である欧州委員会は、声明で「マイクロソフトのオープンAIへの投資が、EU合併規制の下で調査対象になるかどうかを確認している」と述べた。

マイクロソフトは、2019年からのオープンAIとの提携で、両社の独立性を保ちつつAIの革新と競争を促進してきたとした。