マイクロソフト、時価総額で首位奪還 2年強ぶりにアップル抜く

Reuters

発行済 2024年01月12日 01:06

更新済 2024年01月12日 02:27

[11日 ロイター] - 11日の米株式市場でマイクロソフトの株価が上昇し、時価総額でアップルを抜き、首位を奪還した。アップルの時価総額がマイクロソフトを下回るのは2021年以来初めて。

マイクロソフトの株価は午前の取引で一時2%上昇し、時価総額は2兆9030億ドルに達した。生成人工知能(AI)分野での競争で優位に立っていることが好感されている。

一方、アップルは約0.9%安で、時価総額は2兆8710億ドル。

今年に入り、証券会社2社がiPhoneなどアップル製品への需要低迷に懸念を示し、投資判断を引き下げたことを受け、アップルの株価は年初来約3.3%値下がり。一方、マイクロソフトは1.8%上昇している。 

DAデイビッドソンのアナリスト、ギル・ルリア氏は「マイクロソフトは急速に成長しており、生成AI革命からより多くの恩恵を受けている。マイクロソフトがアップルを追い抜くのは当然」と述べた。

アップルの時価総額は昨年12月14日に3兆0810億ドルでピークに達し、アップル株価は48%高で2023年の取引を終えた。これに対し、マイクロソフトは昨年57%値上がりした。