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日経平均は551円高でスタート、ファーストリテや京セラなどが上昇

発行済 2024-01-12 09:33
更新済 2024-01-12 09:45
© Reuters.
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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;35601.65;+551.79TOPIX;2504.89;+22.02


[寄り付き概況]

 12日の日経平均は551.79円高の35601.65円と5日続伸して取引を開始した。
前日11日の米国株式市場は小幅続伸。
ダウ平均は15.29ドル高の37711.02ドル、ナスダックは0.53ポイント高の14970.18で取引を終了した。
原油高に連れたエネルギーセクターの上昇がけん引し、寄り付き後、上昇。
しかし、12月消費者物価指数が予想を上回ったため早期利下げ観測が後退し、長期金利上昇を警戒し相場は大きく下落した。
終日軟調に推移したが、終盤にかけて30年債入札の良好な結果や中東地政学的リスク上昇を受け長期金利が低下に転じると相場は下げを消し、小幅高で終了した。


 今日の東京株式市場は買いが先行した。
昨日の米株式市場でダウ平均やナスダック総合指数が小幅ながら上昇したことが東京市場の株価を支えた。
また、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反発したことが、東京市場で半導体関連株の株価を支える要因となった。
一方、日経平均は昨日までの4日続伸で1700円を超す上げとなっており、目先的な高値警戒感が意識された。
また、週末ということに加え、今週末から発表が本格化する米主要企業の決算を見極めたいとして、積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
なお、取引開始前に発表された11月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は1兆9256億円の黒字。
前年同月に比べ1533億円黒字幅が拡大した。

QUICKがまとめた民間予測の中央値は2兆3851億円の黒字だった。
同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は国内株を23年12月24-30日に3373億円売り越し、23年12月31日-24年1月6日には2962円買い越した。
今日は株価指数先物オプション1月物の特別清算指数(SQ)算出日。
SQ値はQUICK試算で36025.97円だった。


 セクター別では、精密機器、鉱業、医薬品、卸売業、機械などが値上がり率上位、銀行業、空運業、パルプ・紙、電気・ガス業が値下がりしている。
東証プライムの売買代金上位では、ファーストリテ (TYO:9983)、ファナック (TYO:6954)、TDK (TYO:6762)、京セラ (TYO:6971)、アドバンテスト (TYO:6857)、富士フイルム (TYO:4901)、東エレク (TYO:8035)、HOYA<
7741>、ソフトバンクG (TYO:9984)、スズキ (TYO:7269)、伊藤忠 (TYO:8001)、味の素 (TYO:2802)、セコム (TYO:9735)、レーザーテック (TYO:6920)、野村 (TYO:8604)、日東電 (TYO:6988)、中外薬 (TYO:4519)などが上昇。
他方、第一三共 (TYO:4568)、7&iHD (TYO:3382)、エーザイ (TYO:4523)などが下落している。

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