サークレイス Research Memo(3):本質的なDXを提案し実現するデジタルコンサルティング企業(2)

Fisco

発行済 2024年01月19日 12:03

更新済 2024年01月19日 12:15

*12:03JST サークレイス Research Memo(3):本質的なDXを提案し実現するデジタルコンサルティング企業(2) ■事業概要

4. 競合他社と同社の強み
サークレイス (TYO:5029)の競合他社は、世界的コンサルティングファーム及びシステム設計・開発・運用等を手掛けるITサービス企業であるAccenture (NYSE:ACN)(アクセンチュア)や、日本のシステムインテグレーション(以下、SI※)企業であるテラスカイ (TYO:3915)が挙げられる。
アクセンチュアはコンサルティング系の総合型SI企業、テラスカイはシステム開発系のSI企業である。
同社のコンサルティングサービスはアクセンチュアが得意とする超大手企業というよりは、大手企業から中堅企業を注力領域としており、現状、大手顧客の信頼も勝ち取り、盤石な顧客基盤を有している。


※顧客の使用する情報システムの企画、設計、開発、構築、導入、保守、運用などを一貫して請け負うサービスのこと。



同社は、一般的なシステム開発企業が行うウォーターフォール型ではなく、アジャイル型の開発サービスを推進している。
ウォーターフォール型が要件定義から運用までの一連の工程を、上流から下流まで順番に進めるシンプルな手法であるのに対し、アジャイル型は、システム開発のプロセスのうち、設計・開発・テスト・リリースの小さな開発サイクルを何度も繰り返す手法である。
同社は、顧客の要望どおりに実際に作って見せて、顧客からのフィードバックを繰り返すことで、より早く顧客のニーズに沿った製品開発を進めると同時に、小さく開発を進めることで“大きく失敗しない”ことを心掛けたサービスを展開している。
契約の面では、請負一括契約ゼロの指針の下、下請契約を行わない、顧客との直接契約であるプライム契約と特定の業務を遂行する準委任契約を軸とするとともに、準委任契約を推進することで修正や保証のリスクを軽減している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)

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