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米TI、第1四半期見通しが予想下回る 自動車向け需要低迷

発行済 2024-01-24 12:05
更新済 2024-01-24 12:10
© Reuters.  1月23日、米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)が発表した第1・四半期の業績見通しは、利益、売上高ともに市場予想を下回った。写真はカリフォルニア州サンディエゴ

[23日 ロイター] - 米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)が23日発表した第1・四半期の業績見通しは、利益、売上高ともに市場予想を下回った。自動車向けで低迷の兆候が出ているほか、産業用半導体市場における供給過剰を巡る懸念が強まった。

株価は引け後の時間外取引で約4%下落した。

第1・四半期の売上高見通しは34億5000万─37億5000万ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想は40億6000万ドルだった。1株利益見通しも予想を下回った。

サミット・インサイツのアナリスト、キンガイ・チャン氏は、自動車分野のサプライチェーン(供給網)調整について、電気自動車(EV)の需要低迷と大手自動車メーカーにおける全米自動車労組(UAW)のストライキが影響したと指摘。在庫調整は第1・四半期も続き、今年下期に改善するとの見方を示した。

2023年第4・四半期の売上高は自動車用半導体が1桁台半ばの減少、売上高全体に占める割合が最も大きい産業用半導体は10%台半ばの減少となった。

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