ユナイテッド航空、エアバスと協議 ボーイング機承認遅延で=関係筋

Reuters

発行済 2024年01月29日 11:34

Tim Hepher Rajesh Kumar Singh

[ダブリン/シカゴ 28日 ロイター] - 米ユナイテッド航空がボーイングの「737MAX10」の承認遅延を受け、欧州エアバスに「A321ネオ」の追加購入について打診したことが複数の業界関係者の話で分かった。

ユナイテッドのスコット・カービー最高経営責任者(CEO)がエアバスの生産拠点がある仏トゥールーズを最近訪問し打診したという。

ボーイングのMAXシリーズを巡ってはアラスカ航空が運航するMAX9の側壁の一部が飛行中に吹き飛んだ事故を受けて、すでに遅れているMAX10の承認取得がさらに不透明になっている。

関係者によると、ユナイテッドはMAX10の代替案についてエアバスと初期段階の協議を行っている。合意には至っておらず、成立する保証もないという。

エアバスとユナイテッドはコメントを控えた。