Reuters
発行済 2024年01月30日 11:02
更新済 2024年01月30日 11:27
Miho Uranaka
[東京 30日 ロイター] - 楽天グループが海外市場で発行を計画している償還期間3年のドル建債について、予定額を10億ドルから17.5億ドル(約2500億円)に積み増したことが分かった。
事情に詳しい関係者によると、利回りは12.25%近辺で、米国東部時間の30日午前にも条件決定する予定という。
楽天Gは携帯事業の設備投資がかさみ、24―25年に償還期限を控える社債が8000億円ある。今月25日深夜には、24年の償還額を減らすため、年内に満期を迎える米ドル建てシニア債最大10億ドル分について公開買い付けを実施すると発表。原資として27年満期の米ドル建てシニア債を発行し、償還を事実上先送りする。
さらに楽天は、ドル債の買い付け後の残額で24年以降に満期となる円建てシニア債の買い入れも行うとしていた。ドル建て債の発行額を当初より増やすことで、円債の買い入れ額も膨らむ。楽天Gによると、24年に満期を迎える円債は総額1050億円。一方で、増額により利払い負担は増すことになる。
が書いた: Reuters
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