米上院司法委、メタらSNS5社トップ追及 子どもの性被害問題で

Reuters

発行済 2024年02月01日 08:15

David Shepardson Makini Brice

[ワシントン 31日 ロイター] - 米議会上院司法委員会が31日にメタなど交流サイト(SNS)運営企業5社の最高経営責任者(CEO)を呼んで開催した公聴会で、議員からはSNSを通じた性的搾取や精神的な苦しみなどから子どもを守る各社の取り組みが不十分だとの批判や、迅速な法整備を求める声が相次いだ。

公聴会にはメタのマーク・ザッカーバーグ氏、X(旧ツイッター)のリンダ・ヤッカリーノ氏、スナップのエバン・スピーゲル氏、TikTok(ティックトック)の周受資氏、ディスコードのジェーソン・シトロン氏が出席した。

共和党のリンゼー・グラム上院議員はザッカーバーグ氏に向かって「あなたの商品は人々の命を奪っている。あなたの手は血にぬれている」と厳しい言葉を投げかけた。

またディック・ダーバン司法委員長(民主党)は、非営利団体のデータを引用した上で、SNSを使って年少者から手に入れた性的な画像や動画などをばらまくと脅して金銭を要求する犯罪が急増していると指摘した。