みずほFG、4―12月期純利益18%増 通期見通し達成も計画据え置き

Reuters

発行済 2024年02月02日 15:42

更新済 2024年02月02日 17:09

Ritsuko Shimizu

[東京 2日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループが2日に発表した2023年4―12月期の連結決算は、純利益が前年同期比18.2%増の6423億円だった。通期予想の6400億円に到達したものの、「不透明な事業環境が継続している」(広報担当者)として見通しを据え置いた。円安や株高など追い風が吹いていたが、今後は各国の金融政策変更に伴う為替変動なども予想されるとした。

4―12月期は、融資やM&A(買収・合併)関連などの顧客部門、市場部門ともに堅調に推移したほか、円安の影響も寄与し、連結業務純益(ETF関係損益等を含む)は8376億円と前年同期比22.8%増加。通期見通し9500億円に対する進ちょく率は88.1%となった。