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午前の日経平均は続伸、米株高や円安を好感 押し目買い意欲も

発行済 2024-02-05 12:07
更新済 2024-02-05 12:09
© Reuters.  2月5日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比200円19銭高の3万6358円21銭と、続伸した。写真は都内にある東京証券取引所で2011年3月撮影(2024 ロ
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[東京 5日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比200円19銭高の3万6358円21銭と、続伸した。週末2日の米国株式市場で主要3株価指数がそろって上昇した流れを引き継いだほか、為替のドル高/円安基調も追い風となった。買い一巡後は上げ幅を縮小し、もみあいとなる場面がみられたが、再び押し目買いに支えられる展開となった。半導体製造関連などは利益確定売りに押された。

日経平均は261円高で寄り付いた後、294円高の3万6452円62銭まで上昇。その後は時間外取引での米株先物の軟化を受けて、上げ幅を縮小した。個別では、東京エレクトロンなど指数寄与度の高い銘柄がマイナス圏に転落し、日経平均を押し下げた。

TOPIXは0.76%高の2559.04ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆6361億7900万円。東証33業種では、値上がりは不動産、銀行、輸送用機器、保険など26業種で、値下がりは卸売、海運など7業種だった。

野村証券の神谷和男ストラテジストは「年始からの急進を受けたスピード調整がいまだ続いているものの、同時に押し目買い意欲も強く、指数を支えている」と述べた。今週は企業決算以外は目立ったイベントはないものの、10日から春節(旧正月)となることから、インバウンド(訪日外国人)関連銘柄が思惑から買われやすいとの見方を示した。

個別では、三越伊勢丹ホールディングスが7%超高、パナソニック ホールディングスが5%超高となるなど、先週末に発表した決算を材料視する動きがみられた。半面、東京エレクトロン、SCREENホールディングス、アドバンテストなど半導体製造関連はさえなかった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1142銘柄(68%)、値下がりは462銘柄(27%)、変わらずは54銘柄(3%)だった。

<10:20> 日経平均は上げ幅縮小、3万6200円台 米株先物安で

日経平均は294円高の3万6452円62銭で高値をつけた後は上げ幅を縮小する展開となっている。足元は60円ほど高い3万6200円台。時間外取引で米株先物がマイナス圏で推移し、重しになっている。

個別では、東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREENホールディングスなどの半導体製造関連がマイナス圏に転落し、日経平均の重しとなっている。SCREENホールディングスは現在4%超安。

市場では「半導体関連は高値警戒感が根強く、きょうはいったん決算を経て利益確定売りの動きとなっている」(国内証券ストラテジスト)との声があった。

東証33業種では、銀行業、輸送用機器、パルプ・紙、非鉄金属など18業種が値上がり、卸売、海運、不動産など15業種が値下がりとなっている。

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