MUFG、4―12月期純利益は過去最高 円高懸念等で通期据え置き

Reuters

発行済 2024年02月05日 16:16

更新済 2024年02月05日 17:27

Ritsuko Shimizu

[東京 5日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループは5日、2023年4―12月期の連結純利益が前年同期比3.7倍の1兆2979億円になったと発表した。同期としては過去最高となった。国内外での預貸金収益増のほか、モルガンスタンレーの持分法適用の決算期変更や円安も寄与した。

通期見通しの1兆3000億円に対して進捗率は99.8%に達した。広報担当者は、1―3月期に円高に振れる可能性や市場部門の外債の損出しの可能性、与信関係費用積み増しの可能性などを踏まえ、通期見通しを据え置いたと説明している。

4―12月期決算の為替相場は1ドル=141.83円だったが、1―3月期は130円後半で見ているという。