Reuters
発行済 2024年02月06日 03:19
更新済 2024年02月06日 03:29
[サンフランシスコ 5日 ロイター] - 米国半導体工業会(SIA)は5日、2024年の世界での半導体販売額が前年より13.1%増の5953億ドルに急増するとの予測を発表した。人工知能(AI)向けの需要の急拡大と、自動車用の着実な増加が市場を押し上げる見込み。23年の販売額は約8%減っていた。
SIAのジョン・ニューファー最高経営責任者(CEO)はロイターのインタビューに対して「AIは非常に強力な市場だ。市場を見れば、多くの前向きな材料がある」と指摘した。
SIAの産業統計・経済政策担当ディレクター、ロバート・カサノバ氏によると自動車用半導体の出足は鈍かったものの、この分野の半導体は6%の成長が見込まれている。
23年はパソコンやスマートフォンの需要低迷が米インテルや米クアルコムなどの半導体メーカーに打撃を与え、中央演算処理装置(CPU)などとして用いられるロジック半導体の売上高が前年比1.1%増の1785億ドルにとどまった。半導体メモリーの売上高は29%減の923億ドルに落ち込んだ。
24年はIT企業がこぞってAIを導入した製品やサービスの提供を図っており、米エヌビディアが製造する先端半導体の需要が急増している。
AIのアプリケーションには大量のGPU(画像処理半導体)をつなぎ合わせ、高性能を発揮するためにさまざまな種類の半導体を周囲に配置することが必要となる。
が書いた: Reuters
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