ロシアのLNG最大手、中国でマーケティングチーム構築=関係筋

Reuters

発行済 2024年02月07日 10:45

更新済 2024年02月07日 10:56

Chen Aizhu Vladimir Soldatkin

[シンガポール/モスクワ 6日 ロイター] - ロシアの液化天然ガス(LNG)生産最大手ノバテクが、中国を拠点とする新たなマーケティングチームを立ち上げていることが分かった。複数の関係筋が明らかにした。

中国でのチーム運営は米国の制裁で影響を受ける北極圏のLNG開発事業「アークティックLNG2」の顧客開拓につながる可能性がある。

ノバテクは同事業の権益60%を保有。日本のコンソーシアムも権益10%を持っている。

中国は昨年、日本を抜いて世界最大のLNG輸入国となった。

関係筋によると、ノバテクはここ数カ月で北京を拠点とする事業開発・マーケティングチームを構築。エネルギーに特化したロシアの金融機関ガスプロムバンクの元中国幹部シュー・ジンハイ氏が率いている。