コナカ、サマンサタバサジャパンと経営統合で基本合意

Reuters

発行済 2024年02月20日 16:15

更新済 2024年02月20日 17:18

Shinichi Uchida

[東京 20日 ロイター] - コナカは20日、経営不振が続く連結子会社、サマンサタバサジャパンリミテッドと株式交換による経営統合を行うことで基本合意したと発表した。これまで融資など財務的な支援を実施してきたが、さらに踏み込んだ連携を目指すことが最善と判断した。具体的な協議や検討を経て7月1日に株式交換を行い、サマンサJPを完全子会社化する。

サマンサJPは物流拠点の統廃合や資産売却などを進めてきたものの、足元の状況から2024年2月期で5期連続の営業損失、8期連続の純損失を計上する見込みだという。2月末までに審査基準を満たさなければ上場廃止の恐れもあったが、適合審査を申請することは現実的に困難との判断に至ったとしている。

サマンサJPは1994年創業。女性向けバッグなどのファッションブランドを展開し、過去には蛯原友里、ビヨンセ、ヒルトン姉妹などをプロモーションモデルに起用した。2020年にはコナカの子会社となった。昨年8月末でコナカが59.09%の株式を保有。第2位の株主にはサマンサJPの創業者、寺田和正氏(16.78%)が続く。

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