英バークレイズ、コスト削減・自社株買い発表 23年は6%減益

Reuters

発行済 2024年02月20日 17:54

更新済 2024年02月20日 18:27

Lawrence White Iain Withers

[ロンドン 20日 ロイター] - 英銀大手バークレイズは20日、低迷する株価を押し上げるため、3年間の事業計画を発表した。

20億ポンドのコストを削減し、株主に100億ポンド(126億ドル)を還元するほか、収益率が高い国内リテール部門に投資する。

発表を受け、同行株は一時7%上昇した。

短期的にコストを10億ポンド削減するほか、決済事業を見直す。

具体的にどのような形でコスト削減や投資銀行部門の緩やかなリスク低減を進めるかは現時点で不明。

同時に発表した2023年決算は、税引き前利益が前年比6%減の66億ポンドと、同行がまとめた市場予想とほぼ一致した。貸倒引当金の増加が響いた。

法人・投資銀行部門の利益は4%減の120億ポンドとなった。助言業務で顧客の活動が落ち込んだという。