独アリアンツ保有不動産が縮小、商業物件・国内市場の苦境反映

Reuters

発行済 2024年02月26日 11:31

Tom Sims Alexander Hübner

[フランクフルト 23日 ロイター] - 独保険大手アリアンツの不動産ポートフォリオが縮小し、オフィスの占める割合が低下していることが分かった。地域別ではドイツの割合が低下し、商業用不動産や独市場の苦境が浮き彫りになった。

同社が23日公表した保有不動産の価値は584億ユーロ(632億1000万ドル)と、2023年に6.2%低下した。資産価値の再評価や一部売却を受けた。

商業用不動産の価格や需要が落ち込む中、アリアンツは自国と米国の両方で資産価値が圧迫されている。投資家は金融機関など不動産所有者が資産価値の見直しや物件売却をどこまで進めるか注視している。