自動車株、既存大手がEV勢をアウトパフォーム

Reuters

発行済 2024年02月28日 08:20

Nathan Gomes

[27日 ロイター] - レガシー自動車株の最近数週間の値動きを見ると、既存大手メーカーが電気自動車(EV)メーカーをアウトパフォームしている。

足下でEV需要は鈍化し、ガソリン車からEVへの移行にはより長い時間がかかることがうかがえる。

こうした中でゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、メルセデスなどはこれまで野心的だったEV戦略をやや後退させ、利益率の高いガソリン車の生産を優先。この現実的な対応が投資家に評価されているようだ。

EVの雄として過去数年間、既存大手メーカーに比べて株価が圧倒的に好調だったテスラだが、今年に入ると20%近く値下がりしている。

一方GMやステランティスは約10%の上昇。EVよりもハイブリッド車を重視しているトヨタ自動車の株価も38%上がった。