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アップル、生成AIの具体的戦略を年内に公表へ=CEO

発行済 2024-02-29 07:41
更新済 2024-02-29 07:46
© Reuters. 米アップルのティム・クックCEOは28日に開いた年次株主総会で、生成AIに関するより具体的な戦略を年内に公表する方針を示した。写真は同社のロゴ。2022年8月撮影(202
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[28日 ロイター] - 米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は28日に開いた年次株主総会で、生成人工知能(AI)に関するより具体的な戦略を年内に公表する方針を示した。

クック氏は、アップルは生成AIが「信じられないほどの技術的な突破口をもたらす可能性」を見込んでおり、だからこそ現在この分野に多額の投資をしていると説明。ユーザーに生産性や問題解決などの面で、画期的なチャンスを提供すると信じていると付け加えた。

アップルは生成AIの製品化ではマイクロソフトやアルファベット子会社グーグルに先行を許し、追いかける立場にある。

こうした中でクック氏は、アップル製品の裏方的な部分では既にAIが機能しているが、年内には表舞台でAIが活躍するニュースがより多くなってくると述べた。

© Reuters. 米アップルのティム・クックCEOは28日に開いた年次株主総会で、生成AIに関するより具体的な戦略を年内に公表する方針を示した。写真は同社のロゴ。2022年8月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

クック氏は「アップルシリコン搭載のMAC(コンピューター)は全て、AIマシンとして傑出した能力を備えている。実際、現在の市場でこれほどAI向きのコンピューターはほかに存在しない」と断言した。

株主総会では、米労働総同盟産別会議(AFL-CIO)からの、事業におけるAI使用の詳しい情報やAI技術採用に際しての倫理基準の開示を求める提案は否決された。

アップル側はこうした情報開示は、急速に発展しているAI分野で競争相手に「手の内」を明かすことになると主張している。

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