[1日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズは、現実と仮想空間を融合させる複合現実(ミックスドリアリティ=MR)を楽しめるゴーグル型端末「クエスト」を巡り、米グーグルのアンドロイドXRプラットフォーム採用に向けて親会社のアルファベットと提携はしないと決めた。ハイテク系ニュースサイト「ザ・インフォメーション」が1日報じた。
グーグルがメタに対し、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)、MRの端末向けに開発中の新たなソフトウエアプラットフォームの採用を提案していたという。
ザ・インフォメーションによると、クエストの動作は現在、グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」のオープンソース版に基づいている。ただ、メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の計画は「AR、VR、MR向けの次の計算プラットフォームを所有する」というもの。アンドロイドXRプラットフォームで提携すれば計画の妨げとなる恐れがあるという。
ザ・インフォメーションはメタの従業員の話として、メタは既にクエストのソフトを利用した次世代のVR端末の開発について韓国のLG電子などと交渉していると伝えた。