ノボの糖尿病薬、HIV患者における肝疾患を軽減=中期試験

Reuters

発行済 2024年03月06日 11:29

[5日 ロイター] - デンマーク製薬大手ノボノルディスクの糖尿病治療薬「オゼンピック」や肥満症治療薬「ウゴービ」の有効成分であるセマグルチドについて、週1回の注射は安全で、特定の肝疾患を持つエイズウイルス(HIV)感染者において肝臓の脂肪量が31%減少したことが、米国立衛生研究所(NIH)が資金を提供した中期臨床試験のデータで明らかになった。

このデータは4日、先にコロラド州デンバーで開催されたレトロウイルスと日和見感染症会議で発表された。

代謝異常関連脂肪性肝疾患(MASLD)として知られる肝疾患を患うHIV感染者におけるセマグルチドの効果が示されたのは今回の試験が初めて。