Reuters
発行済 2024年03月07日 19:36
更新済 2024年03月08日 09:10
[7日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスは、S&P総合500種指数に採用されている企業の自社株買いが2025年に1兆0800億ドルとなり、初めて1兆ドルを超えると予想した。
6日付のノートによると、テック企業利益の力強い伸びと、連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しによる金融環境の緩和が背景。24年の自社株買いは13%増の9250億ドルになる見通しで、従来予想の4%増から引き上げた。
昨年の実績は14%減と、08年の世界的な金融危機以降で2番目に大幅な減少を記録していた。
ゴールドマンのストラテジストは「指数レベルでの自社株買いの最も大きな原動力は利益の伸びだ」と指摘。超大型株がその大部分をけん引すると予想している。
また、米テクノロジー企業は売上高が急拡大するとして、株主還元に支障をきたすことなく、今後数年間の人工知能(AI)投資を十分に賄えると予測。米国の選挙情勢が不透明なため、企業は大規模な自社株買いを25年まで先送りする可能性があるとも指摘した。
が書いた: Reuters
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