中国の佳兆業、清算審理延期 申立人変更

Reuters

発行済 2024年03月08日 15:26

[香港 8日 ロイター] - 香港の裁判所は中国の不動産デベロッパー、佳兆業集団に対する清算申し立ての審理を4月29日に延期した。

ドル建て社債の主要債権団の指示を受け、トラスティー(社債権者の利益を代表する信託受託者)が新たな申立人になったことを受けた。

佳兆業が8日、明らかにした。

従来の申立人だったブロード・ピーク・インベストメントは、佳兆業が国内社債1億7000万元(2400万ドル)の支払いを怠ったとして昨年7月に佳兆業の清算を申し立てたが、今年に入り保有する社債を売却。申し立ての撤回を求めた。

これを受け、トラスティーであるシティコープ・インターナショナルが2023年満期社債(元本残高7億5000万ドル)の未払いに関連して、再修正した申し立てを行う。

佳兆業は2021年後半に海外債務120億ドルがデフォルト(債務不履行)に陥り、2年前から債務再編手続きを進めている。