NYの視点:【今週の注目イベント】米CPI、英雇用、中国人民銀、日本GDP、など

Fisco

発行済 2024年03月11日 07:35

更新済 2024年03月11日 07:45

*07:35JST NYの視点:【今週の注目イベント】米CPI、英雇用、中国人民銀、日本GDP、など 今週は米国の消費者物価指数(CPI)、中国人民銀の利下げの可能性や日本の国内総生産(GDP)、英国の雇用関連指標に注目が集まる。


中国人民銀は景気を刺激するための利下げを実施する可能性がある。
日本の23年10-12月期の国内総生産(GDP)はプラス成長に上方修正される見込みで、テクニカルリセッション入りを回避した場合、3月のマイナス金利解除の思惑を強め円買いが強まる可能性がある。
英国では賃金圧力が根強く、リセッションからの脱却で利下げ開始が遠のきポンド買い要因になる可能性がある。


連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は先週実施した議会証言で経済が予想通りに展開した場合、年内に利下げする可能性が強いとしたほか、インフレが目標に向けて鈍化していることを確信できるのは遠くないと、ハト派姿勢を示した。
もし、CPIで1月の基調から展開し、インフレ鈍化基調が再び確認できると、利下げ観測を受けたドル売りが強まると見る。


1月のCPIは予想を上回り、インフレ改善基調が停滞したため、警戒感も強い。
万が一予想を上回ると、FRBが利下げ見通しを変更することは考えづらいがドル売りの勢いが後退する可能性も残る。


■今週の主な注目イベント

●米国
11日:バイデン大統領、予算案
12日:2月消費者物価指数(CPI)
14日:2月小売売上高、2月生産者物価指数(PPI)、週次新規失業保険申請件数、1月企業在庫
15日:2月輸入物価・輸出物価指数、2月鉱工業生産、設備稼働率、3月ミシガン大消費者信頼感指数速報値

●中国
14日:中国人民銀行中期貸出金利(MLF)

●欧州
12日:ユーロ圏財務相会合、ホルツマン・オーストリア中銀総裁講演
13日:ユーロ圏鉱工業生産、ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁講演

●日本
11日:GDP
12日:PPI

●英国
12日:英失業保険申請件数、失業率
13日:鉱工業生産
15日:インフレ報告を公表


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