ノボノルディスクの親会社、今年インドに事業所開設へ

Reuters

発行済 2024年03月13日 12:41

Jacob Gronholt-Pedersen

[コペンハーゲン 12日 ロイター] - デンマーク製薬大手ノボノルディスクの親会社、ノボ・ホールディングスのカシム・クタイ最高経営責任者(CEO)は12日、ロイターのインタビューで、今年インドに事業所を開設する計画を明らかにした。イノベーションと成長する医療市場を開拓する。

同社の2023年末時点の運用資産は1490億ユーロ(1630億ドル)と、前年の1080億ユーロから増加した。同社は生命科学分野と、株式、債券、不動産への資本投資で170社からなるポートフォリオを運用。販売額が大きい肥満症治療薬「ウゴービ」と糖尿病薬「オゼンピック」のメーカー、ノボノルディスクからの収入も急増している。

ノボ・ホールディングスは21年にシンガポール、22年に上海にそれぞれ事業所を設立しており、今年ムンバイに事務所を開設する計画だ。

クタイ氏は今後5年にわたりアジアで毎年3億─5億ドルを投じるとする方針を示した。