Greg Bensinger
[14日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムの自動運転車部門ズークスは14日、カリフォルニア州とネバダ州で車両テストを拡充すると発表した。自社で設計・製造した車両群を対象とする。
これらの車両は車輪の付いたオーブントースターのようなもので、ハンドル、ペダル、シフトレバーなどの手動制御装置を備えていない。同社はまた、シアトル、ラスベガス、サンフランシスコ、カリフォルニア州フォスターシティで、改良した自動運転のトヨタ・ハイランダーを運用している。
発表文によると、テスト時の最高時速を35マイルから45マイル(72キロ)に引き上げるほか、ラスベガスの走行可能エリアを1マイルから5マイルに拡大。小雨の中や夜間も走行させるという。
アマゾンは2020年に10億ドル以上でズークスを買収。配送車として利用するのではないかとの憶測を呼んでいるが、無人タクシー以外の計画については公表されていない。