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JAL、今期純利益2.6倍の900億円に上方修正、配当は10円増の70円

発行済 2024-03-21 15:56
更新済 2024-03-21 18:36
© Reuters.
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Maki Shiraki

[東京 21日 ロイター] - 日本航空(JAL)は21日、2024年3月期の純利益予想(国際会計基準)を従来の800億円から前期比2.6倍の900億円に引き上げた。コロナ禍で落ち込んだ旅客需要の順調な回復などを反映した。今期の年間配当は1株当たり70円(前期は25円)と当初予想から10円増配し、25年3月期は80円を計画する。

修正後の今期純利益予想は、IBESがまとめたアナリスト10人の予測平均値854億円を上回る。

赤坂祐二社長は会見で、「年度を通して見るとまだコロナ禍からの回復途上だが、現時点では、ほぼコロナ禍から完全に脱出できたのではないか」と述べた。

燃油価格の下落による燃油費減少や、燃油費以外のコスト削減により営業費用を抑えた。また、羽田空港での海上保安庁機との衝突事故で全損した機体の保険金受領に伴い、その他の収入に199億円を計上する見込み。

今期の売上収益予想は従来の1兆6840億円から1兆6530億円へ310億円下方修正した。旅客収入は、国内線は単価の上振れが想定を上回って推移している一方、国際線は主に日本発の需要が想定を下振れており、ビジネス需要も戻り切っていないとしている。

同社はこの日、中期経営計画を発表。純利益は25年3月期に1000億円、26年3月期に1250億円をそれぞれ見込む。本業の儲けを示すEBIT(財務税引き前利益)の目標は25年3月期に1700億円と想定し、26年3月期は2000億円と従来目標の1850億円以上から上方修正した。

併せて26年3月期から34年3月期にかけての機材購入計画も公表した。約1兆1400億円(カタログ価格)で仏エアバス製のA350─900型を21機購入する。羽田での衝突事故で全損した同型機の代替として国内線向けに1機、国際線向けに20機導入する。

© Reuters.  3月21日、日本航空(JAL)は、2024年3月期の純利益予想(国際会計基準)を従来の800億円から900億円に引き上げた。写真は同社のロゴ。2020年10月、羽田空港で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

国際線では、約5400億円(同)で米ボーイング製の787―9型10機も購入する予定。A350―900型機とともに導入することにより、今後成長が見込まれる北米・アジア・インド路線を中心に機材を拡充。30年時点でJALと傘下のLCC(格安航空会社)の両事業規模を約1.4倍に拡大させる計画だ。

国内線では、現在運航している中型機ボーイング767型機の更新機材として、JALとしては初めてエアバス製のA321neo型を11機を約1900億円(同)で購入する。28年から導入を始め、羽田発着路線を中心に投入する予定。

*社長コメントなど情報を追加しました。

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