中国BYD、23年第4四半期は18.6%増益 2年ぶりの低い伸び

Reuters

発行済 2024年03月27日 08:08

更新済 2024年03月27日 08:18

[北京 26日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)が26日発表した2023年第4・四半期決算は純利益が18.6%増の86億7000万元(12億ドル)と、22年第1・四半期以来の低い増益率となった。中国EV市場で価格競争が激化し、販売が失速した。

売上高は15.1%増の1800億4000万元。

23年通期の純利益は80.7%急増し、300億4000万元となった。

BYDは第4・四半期に米EV大手テスラからEV販売で世界首位の座を奪ったのに続き、今年に入ってさらに値下げ攻勢を強めている。25日にはEVセダン「Seal」の新モデルの最低販売価格を先代モデルより5.3%低く設定した。

ロイターの算出によると、BYDは昨年、中国販売全体の93%を占める13車種の価格を平均17%引き下げた。