米ゲームストップ、競争激化で11─1月期減収 コスト抑制へ人員減

Reuters

発行済 2024年03月27日 08:51

Priyanka G Harshita Mary Varghese

[26日 ロイター] - ゲーム販売の米ゲームストップが26日発表した第4・四半期(2023年11月─24年1月)決算は売上高が17億9000万ドルと、前年同期の22億3000万ドルから減少した。電子商取引企業との競争が激化したほか、不透明な経済状況で個人消費が低迷したことが響いた。

調整後の1株利益は0.22ドル。前年同期は0.16ドルだった。

また、コストを抑制するため人員を削減したという。具体的な数字は示していない。

同社の株価は引け後の時間外取引で16%下落した。

ウェドブッシュ証券のアナリスト、マイケル・パクター氏は「デジタルダウンロードの増加で実店舗は打撃を受けている。消費者としてはすぐにダウンロードできるのに店舗に行く理由はない。来店を促進する方法を見いださない限り、売上高が回復する可能性は極めて低い」と語った。

ゲームストップの最近のコスト削減策には、アイルランド、スイス、オーストリア各事業からの撤退も含まれている。

2月3日時点で、同社は全世界で約8000人のフルタイムの社員・時間給従業員、1万3000─1万8000人のパートタイムの時間給従業員を抱えている。23年にはフルタイム社員・時間給従業員が1万1000人、パートタイム時間給従業員が1万4000─2万7000人だった。