モデルナ、ブラックストーンから7.5億ドル調達 インフル予防接種開発

Reuters

発行済 2024年03月28日 10:00

更新済 2024年03月28日 10:10

Leroy Leo Sneha S K

[27日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社モデルナは27日、米大手投資会社ブラックストーン・グループ傘下の生命科学部門ブラックストーン・ライフ・サイエンス(BLS)からインフルエンザワクチンの開発資金として7億5000万ドルの提供を受けると発表した。新型コロナウイルスワクチンの売上高が急減する中、さまざまなワクチンの開発を推進する。

モデルナはがんや呼吸器合胞体ウイルス(RSV)など新たな複数のワクチンを開発しており、研究開発費がかさんでいる。今回の資金調達のほかに、今年、研究開発費として約45億ドルを支出する計画。

BLSは、インフルエンザワクチンの販売目標の達成に伴う支払いと、1桁台前半のロイヤルティーを受け取る。モデルナが現在販売している製品はコロナワクチンのみ。

モデルナはさらにインフルエンザとコロナウイルスの混合ワクチンが承認された場合、BLSにインフルエンザ部分の公正価額に応じたロイヤルティーを支払う。