クレディ・スイス財務報告、虚偽記載巡る調査は継続中=UBS

Reuters

発行済 2024年03月28日 17:50

Stefania Spezzati Noele Illien

[ロンドン 28日 ロイター] - スイスの金融大手UBSは買収したクレディ・スイスの財務報告に虚偽記載があった可能性について引き続き調査しており、この問題に対処するための規制当局との協議が続いていると明らかにした。

28日に公表した年次報告書で、UBSが「重大な誤り」を発見できず、クレディ・スイスの業績報告に重大な虚偽記載が含まれる恐れがあると指摘した。

米証券取引委員会(SEC)とクレディ・スイスの監査役だったプライスウォーターハウスクーパース(PwC)はこれまでに、2021年と22年のクレディ・スイスの内部統制を巡る「重大な欠点」を指摘しており、UBSは2月これについて調査していると発表した。