中国上海汽車、GM・VW合弁とEV部門で数千人削減へ=関係筋

Reuters

発行済 2024年04月01日 09:52

[上海 1日 ロイター] - 中国大手自動車メーカーの上海汽車(SAIC)は年内に米ゼネラル・モーターズ(GM)、独フォルクスワーゲン(VW)との合弁会社と傘下の電気自動車(EV)部門で、数千人の人員削減を目指している。事情に詳しい2人の関係者がロイターに語った。

削減規模は上汽通用汽車(SAIC―GM)で30%、上汽大衆汽車(SAIC─VW)で10%、SAIC傘下のEV部門・飛凡汽車(ライジングオート)で50%以上を計画。より厳格な業績基準の導入や低評価の社員への退職推奨などによって、徐々に削減するという。

大規模な人員削減は中国国有企業では珍しい。

EVが爆発的に普及する中国では、SAICとその海外パートナーは、米テスラやBYDなど中国民間メーカーに急速にシェアを奪われている。