アルプス技研 Research Memo(6):2024年12月期も増収増益基調が継続する見通し

Fisco

発行済 2024年04月03日 13:06

*13:06JST アルプス技研 Research Memo(6):2024年12月期も増収増益基調が継続する見通し ■業績見通し

1. 2024年12月期の業績予想
アルプス技研 (TYO:4641)の2024年12月期の業績予想については、売上高を前期比7.1%増の49,500百万円、営業利益を同4.4%増の5,200百万円、経常利益を同4.9%増の5,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益(以下、最終利益)を同5.3%減の3,500百万円と増収増益基調が継続する見通しである。
なお、最終利益のみが減益となるのは、前期における一過性要因(投資有価証券売却益等)のはく落によるものである。


需要が拡大している半導体や医療系、先端技術に関わるソフト開発等の好調な顧客ニーズを背景として、売上高、営業利益ともに順調に拡大する見通しである。
また、入国制限の解除とともに外国籍人材の受け入れが進んできた農業関連分野についても、業績の伸びに寄与する想定となっているようだ。


2. 弊社の見方
弊社では、引き続き原材料価格の高騰や地政学的リスクの高まりなど、事業環境を取り巻く不確実性要因には十分に注意する必要があるものの、1) 同社が対象とするR&D投資の領域は、企業の将来的な競争力に直結する長期的な投資分野であり、今後も旺盛な需要が期待できること、2) 人材の採用及び教育など事業基盤の拡大を着実に図っていること、3) 成長分野へのシフトを進めながら、稼働率は高水準を維持していること、4) グループ各社もそれぞれ堅調に推移していることから、同社の業績予想は十分に達成可能であると見ている。
また、入国制限の解除とともに外国籍人材の受け入れが進んできた農業関連分野や、着々と拠点数を増やしながら、新たな領域(サービス付き高齢者向け住宅の運営)にも着手した訪問介護事業についても、今後どのようなペースで業績の伸びに寄与してくるのか、追加的な業績の変動要因として注視する必要がある。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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