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台湾ペガトロン、印タタと交渉 iPhone工場経営権売却巡り=関係筋

発行済 2024-04-09 04:41
更新済 2024-04-09 04:46
© Reuters.

[ベンガルール/ニューデリー 8日 ロイター] - 米アップルのサプライヤーである台湾の電子機器受託製造(EMS)大手ペガトロン(和碩聯合科技)が、インドにある「iPhone」製造工場の経営権を印複合企業タタ・グループに売却する方針で交渉を進めている。関係筋2人が明らかにした。交渉は進んだ段階にあるという。

インド南部チェンナイ近郊にある同工場は、ペガトロンがインドで運営する唯一のiPhone工場で、年間500万台のiPhoneを製造する。

関係筋によると、タタが工場を運営する合弁会社の株式少なくとも65%を取得し、ペガトロンが残りの株式を保有すると同時に技術サポートを提供する計画。タタは傘下のタタ・エレクトロニクスを通じ、同工場を運営する見通しという。

ペガトロンとタタの協議は6カ月以内に終了する見通し。関係筋は金銭面での詳細については明らかにしていない。

ペガトロンは昨年にも、中国のiPhone工場の経営権を中国のEMS、立訊精密工業(ラックスシェア)に2億9000万ドルで引き渡し、iPhone関連事業を縮小しているが、理由は不明。

タタは昨年、インドでiPhoneを製造していた台湾の電子機器製造会社、緯創(ウィストロン)の製造部門を買収し、国内市場向けのiPhone製造を手掛けている。

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