宇宙スタートアップへの投資、第1四半期は前年比2倍以上

Reuters

発行済 2024年04月12日 12:31

Akash Sriram

[11日 ロイター] - 全世界の宇宙関連スタートアップ企業に対する投資額が第1・四半期に65億ドルと、前年同期の29億ドルの2倍以上になり、前期比でも33%増えたことが、ベンチャーキャピタル企業スペース・キャピタルが11日発表したデータで明らかになった。政府による支出が引き続き堅調で、宇宙産業は力強く拡大しそうだ。

地政学的な不透明感が投資の主なけん引役となった。衛星が集める地理空間データ・画像は、天候のパターンや農業から国境沿いの動きまで、政府機関によるあらゆる分析に使われるからだ。

第1・四半期の内訳を見ると、地理空間情報への投資が、初めて衛星通信関連の投資を上回った。