エネルギー株や決算を手掛かりとした個別対応に

Fisco

発行済 2024年04月15日 08:24

*08:24JST エネルギー株や決算を手掛かりとした個別対応に  15日の日本株市場は、売り優勢の相場展開になりそうだ。
12日の米国市場は、NYダウが475ドル安、ナスダックは267ポイント安だった。
JPモルガン・チェースのさえない決算に加え、中東情勢の緊迫化を警戒した売りが優勢となった。
また、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待後退も売り圧力となり、終日軟調に推移した。
シカゴ日経225先物は大阪比685円安の38865円。
円相場は1ドル153円20銭台で推移している。


 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まろう。
米国市場では決算を発表したJPモルガン・チェースが6%を超える下落となるなか、本格化する決算を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいだろう。
また、中東情勢を巡っては、バイデン米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相に対し、イランに対するいかなる対抗措置にも米国は参加しないと伝えたと報じられている。
過度な地政学リスクへの警戒感が若干ながら和らぐ可能性もあるため、売り一巡後は自律反発狙いの動きが意識されそうだ。


 日経225先物は日中比700円安の38850円で終えており、ボリンジャーバンドの-1σ水準まで売られた。
足もとでは25日線と-1σとのレンジを継続しており、先週は25日線を挟んだ攻防をみせていた。
レンジ下限まで一気に下げてきたことから、いったんは反発が意識されやすい水準ではある。
もっとも、米決算が本格化するなか、決算内容を見極めたいところであり、積極的な売買は手控えられるだろう。
中東情勢に関連する報道に対しては敏感に反応しやすいと考えられ、短期的な売買が中心になりそうだ。


 物色としては、地政学リスクの高まりからエネルギー株には短期資金が向かいやすいほか、全体としては内需系にシフトしやすいだろう。
そのほか、決算を手掛かりとした個別対応になりそうである。
なお、12日の取引終了後に決算を発表したところでは、竹内製作 (TYO:6432)、QPS研究所 (TYO:5595)、テラスカイ (TYO:3915)、DCM (TYO:3050)、Gunosy (TYO:6047)、ドトル日レス (TYO:3087)、RPA (TYO:6572)、ビックカメラ (TYO:3048)、セラク (TYO:6199)
辺りの動向が注目される。

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存