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米アドビ、動画編集ソフトでオープンAIなどのツール使用可能に

発行済 2024-04-16 03:00
更新済 2024-04-16 03:09
© Reuters. デザインソフト大手の米アドビは15日、テレビや映画業界で広く使われている自社の動画編集ソフトで、新興企業「オープンAI」といった他社の生成AI(人工知能)ツールを使えるよ

[サンフランシスコ 15日 ロイター] - デザインソフト大手の米アドビは15日、テレビや映画業界で広く使われている自社の動画編集ソフトで、新興企業「オープンAI」といった他社の生成AI(人工知能)ツールを使えるようにする初期段階にあることを明らかにした。

アドビは今年、ビデオ編集ソフト「Premiere Pro」にAIベースの機能を追加する予定だ。AIが生成したオブジェクトでシーンの一部を埋めたり、ビデオ編集者による面倒な手作業なしに不要な部分を取り除いたりする機能などが含まれる。

こうした機能はアドビが静止画編集ソフト「フォトショップ」に既に導入しているAIモデル「Firefly(ファイアフライ)」を活用する。オープンAIやミッドジャーニーなどの新興企業と開発競争を繰り広げている中で、アドビは自社が完全な権利を持つファイアフライのデータを訓練する手法を採用してきた。

しかし、アドビはPremiere Pro内でオープンAIなど他社のツールを使用可能にする方法も開発中であることを明らかにした。

アドビの専門家向けクリエーティブアプリの製品マーケティング担当副社長、スブラマニアム氏はロイターに対して「私たちは他社のモデルを通じ、より多くの選択肢を持つことができる世界を探求することに興奮している」と語った。

自社ソフトのプラットフォームで使う他社のAIツールから発生する収益をアドビと外部開発者の間で分配する方法はまだ決まっていないと説明している。

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