仏ルノー、第1四半期は金融事業好調で増収 通年予想維持

Reuters

発行済 2024年04月23日 15:42

更新済 2024年04月23日 16:54

[パリ 23日 ロイター] - フランスの自動車大手ルノーは23日、第1・四半期の売上高が1.8%増加したと発表した。今年は複数の新モデルの発売を予定しており、売上高の伸びが加速するとの見通しを示した。コスト削減を進める中、通年の利益率とキャッシュフロー予想を維持した。

第1・四半期の売上高は117億ユーロ(約125億ドル)で、アナリスト予想の114億9000万ユーロを上回った。高金利を背景に金融部門が好調だった。販売台数は前年同期比2.6%増加した。

ルノーは経営立て直しの途上にある。電気自動車(EV)へのシフトも加速させており、今年は完全EV2モデルとハイブリッド2モデルを含む、7つの新モデルを発売する予定だ。

手頃な価格のモデルが少ないことがEV普及のネックになっている。ティエリー・ピエトン最高財務責任者(CFO)は記者団に、27年までにEVコストを40%引き下げる計画は順調と語った。