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バイオジェン、1―3月利益が予想超え 認知症薬低調でも経費圧縮で

発行済 2024-04-25 08:47
更新済 2024-04-25 08:54
© Reuters.  4月24日、米バイオ医薬品大手バイオジェンが発表した1―3月期決算は、1株利益がアナリスト予想を0.22ドル上回った。2021年撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)
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Manas Mishra

[24日 ロイター] - 米バイオ医薬品大手バイオジェンが24日発表した1―3月期決算は、1株利益がアナリスト予想を0.22ドル上回った。

エーザイと共同開発した認知症のアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の売上高は低調だったが。経費圧縮の取り組みが収益力改善に貢献した。

クリストファー・ヴィーバッハー最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会議で、レカネマブについては「極めて難しい滑り出し」になっていると認めた。レカネマブ投与には追加的な検査や定期的な脳のCTスキャンといったさまざまな条件があり、普及が進まない要因となっている。

バイオジェンによると、昨年末時点で約2000人だった投与患者数はこれまでに2.5倍弱に増加した。それでもエーザイは以前、投与患者数は今年3月までに当初目標としていた1万人には達しないと示唆している。

多発性硬化症治療薬「テクフィデラ」の売上高は2億5430万ドルと、市場予想の2億3684万ドルを超えた一方、脊髄性筋萎縮症治療の「スピンラザ」の売上高は予想に届かなかった。

同社の通期見通しは1株利益が15―16ドル、売上高は横ばいに維持された。

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