マイクロソフト、1─3月期決算が予想上回る AI導入が寄与

Reuters

発行済 2024年04月26日 06:03

更新済 2024年04月26日 07:36

Yuvraj Malik Anna Tong Stephen Nellis

[25日 ロイター] - 米マイクロソフトが25日に発表した第3・四半期(3月まで)決算は売上高と利益が市場予想を上回った。クラウドサービスおよびビジネスソフトウエア製品全体での人工知能(AI)導入による伸びが寄与した。

株価は引け後の時間外取引で4%超上昇し、時価総額を1280億ドル押し上げた。

Eマーケターのブリーフィング担当シニアディレクター、ジェレミー・ゴールドマン氏は「AIに支援されたマイクロソフトの決算は、イノベーションの強化が実を結んでいることを示している」と指摘。生成AI「チャットGPT」を手がける米新興企業オープンAIへの投資などに言及した。

売上高は17%増の619億ドルと、LSEGがまとめた市場予想(608億ドル)を上回った。1株利益は2.94ドルで、こちらも市場予想(2.82ドル)を上回った。

同時にAIを中心とした設備投資も前年同期の115億ドルから140億ドルに増加。調査会社ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想(131億4000万ドル)を上回った。

クラウドサービス「アジュール」を含むインテリジェント・クラウド部門の売上高は267億ドルに増加。LSEGのデータによると、市場予想は262億4000万ドルだった。

アジュールの売上高は31%増。ビジブル・アルファがまとめた予想は29%増だった。