日経平均は大幅続伸、緩和メリット業種や好決算銘柄に買い
Fisco
発行済 2016年02月01日 15:29
更新済 2016年02月01日 16:03
日経平均は大幅続伸、緩和メリット業種や好決算銘柄に買い
29日の米国市場では、日本銀行がマイナス金利導入を発表したことが材料視され、NYダウは396ドル高となった。
こうした流れを受けて日経平均は181円高からスタートすると、その後も上げ幅を拡大して堅調に推移した。
本日発表された中国の1月財新製造業購買担当者景気指数（PMI）は市場予想をやや上回ったものの、上海総合指数は下落。
また、時間外取引の原油先物相場も下げたが、日本株への影響は限定的だった。
後場には一時17900円台に乗せる場面もあった。
大引けの日経平均は前日比346.93円高の17865.23円となった。
東証1部の売買高は35億248万株、売買代金は3兆8519億円だった。
業種別では、その他金融業、鉄鋼、情報・通信業、不動産業などが大きく上昇した。
一方、銀行業や空運業が急落したほか、海運業もマイナスとなった。
個別では、トヨタ自 (T:7203)、ソフトバンクグ (T:9984)などが堅調。
日銀のマイナス金利導入を受けて、三井不 (T:8801)、住友不 (T:8830)などの不動産株や、オリックス (T:8591)などのノンバンク株が引き続き買われた。
前週末に決算発表したソニー (T:6758)、村田製 (T:6981)、ＮＴＴドコモ (T:9437)、業績予想を上方修正した資生堂 (T:4911)、日新製鋼 (T:5413)の買収を検討と伝わった新日鉄住金 (T:5401)は10％を超える上昇に。
また、セイコーエプソン (T:6724)、リニカル (T:2183)、邦チタニウム (T:5727)などが東証1部上昇率上位となった。
一方、ファーストリテ (T:9983)が軟調。
銀行株が大きく売られ、三菱ＵＦＪ (T:8306)が7％超、三井住友 (T:8316)やみずほ (T:8411)が5％超の下落。
ゆうちょ銀行 (T:7182)は8％安に。
一部証券会社による投資評価引き下げが観測された第一生命 (T:8750)は11％近い下げ。
また、トクヤマ (T:4043)、トプコン (T:7732)、オルトプラス (T:3672)などが東証1部下落率上位となった。
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が書いた: Fisco
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